仕事と母を看取った経験

母を看取った事をきっかけに20年働いた法人を辞めて施設ケアマネから訪問介護へ転職したのは今までも何度か触れていますが転職して4ヶ月目に入りました。

入社してから入った会社が割と大手だったこと、新規の事業所で利用者さんの移管はほとんどなくほぼゼロからの営業活動を行うということを知りました。

面接の時に聞いておくべきことかもしれませんが。

近隣のケアマネジャーにオープンしたことを伝え、利用してくれる方を紹介してもらう。

ほんとうにいわゆる営業でした。

以前ダブルワークで働いていた介護関連のITベンチャーで営業をしていた事があったので営業自体は経験がありました。なので苦にはなりませんでしたし同じカテゴリーの営業ということでベンチャー企業の時とは違い歓迎して受け入れてくれる事も多かったので楽しみもありましたし嬉しくもありました。

すぐにはいそうですかとご利用者さんが来るわけありませんがその中でも幸運にもご縁があり12月開始から現在20名以上のご利用者さんがいます。

自己紹介をするときに自分が訪問介護を始めた経緯をお伝えすることがあります。

想いを持ち、寄り添ったサービスを行う。今まで施設で働いてきてなかなか出来なかった部分だったかもしれません。どうしても画一的な接し方になり時間に追われる。極力それを改善する働きかけはしてきたつもりでしたがなかなか難しいと感じていました。

ご本人、ご家族の希望、想いなどに寄り添い、特にお別れの時間が近い方に関しては自分が母を看取った経験を活かして役に立ちたいと思います。

親族、友達、同僚、周囲の人が元気でいてくれる事は当たり前のことではありません。今日も母の月命日だねと家族のLINEで話題になりました。

一緒にいたい人だけでいいと思います。その人達が健康でいてくれることに感謝して今という時を大切にできたらと思います。

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