母のがんが発覚し、ケアが必要になり母が家での生活を送れるようにし、仕事も休んだりしながら母を看取る。そしてその後転職。
母のがんがわかったのが2023年の6月でしたから1年半の間でいろいろなことがありました。
何度か記事中にも書いていますが、今でも母のがんの発見がもっと早かったらとか、完治できればなどと思いますし、生きていてくれたらなと思っています。ただその中でも少しずつ心境の変化はあるもので先日記事を書いていた時ともまた違います。
具体的にはまた少し母が亡くなった後の生活に慣れてきたと言ったところでしょうか。慣れてきたというのは少し雑かも知れませんが受け入れて今の生活、今後の生活のことも考えなくてはなりませんもんね。
仕事の話しを少し。
仕事はというと最近様々な事情の方と出会いました。障害を持つ方や高齢の方をケアしているわけですが今まで高齢者の介護は経験して来ましたが障害の方のケアには入った事がありませんでした。
高齢者介護でその方の子供がケアにあたっている場合、多くは被介護者の方が早く亡くなります。そこでケアが終わり、自分の事を考えれば良い。
障害児の場合、自分が亡き後もその子の人生は続きます。最近そのような障害を持った子を持つお母様と関わる事があります。今まで女性の介入を試みたけれどなかなか上手くいかなかった。でも、今後を考えると母親だけではなく第三者の介入を受け入れる事が自然にできるようにしたい。
悩みは切実だなと感じました。その子が抱えている障害やご両親の思いや悩み。それを踏まえて人が介入する事が少しずつ自然になれれば良いとお母様と話してそのお子様とお母様、自分達で少しずつ慣れていき、いつかくるご両親との別れの時、少しでもその子が自立できるように支援していければと思います。
高齢者福祉とはまた違う課題がたくさんある世界。高齢者福祉において、今でも毎日学ぶ事が多いですが障害者福祉においてはそれ以上のスピードで日々様々な事を学んでいかなければならないなと感じています。関わる人の生活の質が少しでも上がるように心に寄り添ったケア、支援ができるよう日々精進します。
今年もよろしくお願いします。