当たり前のことをタイトルにしましたが、がんは自然には治らないんだという当たり前のことである事実を目の当たりにします。
昨日の記事の最後に母の検査結果を聞きにいった結果をということを書きました。
治療を休止してから5ヶ月で思った以上にがんは進行していました。
約1年5ヶ月前の発覚時は膀胱、リンパにがんが認められていました。
それが直近で検査を行うと、膀胱、リンパ、大腿骨、腸骨、肺、子宮にがんが認められ、体の表面上でも左の脇腹付近と背骨近くに2センチほどのしこりがありました。
頭部にもこぶがあり、全身がんに蝕まれてしまっていました。
意識もしっかりしている時間が減ってきており、眠っているというか朦朧としている時間が格段に増え、口から水分を摂ることすら難しくなってきました。
訪問診療の医師からは週単位で準備しておいた方が良いかもしれません。とお話がありました。
それまで痛みはカロナールとトラマドールでコントロールできていましたが最近、痛みがかなり強くあるようでしんどそうです。
私の仕事上お看取りをすることが幾度となくあり、数十名はお見送りしたでしょうか?
その時も色々な感情があったり、これで良かったのかな?もっと何かできることはなかったかな?と振り返りは行いましたがやっぱり人生で1番お世話になった大切な母がこのようになると全く別の感情が芽生えます。
母は70代前半なのですがこれが85歳だったら文句はいいません。
と言いながらまた「なんでだよ」「がん治ってくれよ」というかもしれませんが。
それはもう色々な葛藤がありました。ただそれを書くとまた長くなってしまうのでそれはまた今度。
むせこみが増えてきて、当日訪問診療の先生がきてくれた時の体の酸素の値を示すSPO2が
89%と低い数値となりました。
ただ今まで低くはなかったのでむせたことによる一時的なものかもと話はありましたし、終末期においては数字よりも状態を診ていきましょうと先生からの助言もあったので経過を見ても良かったのですが念の為在宅酸素の機械を借りることになりました。
同じタイミングで貼るタイプの痛み止めも処方されました。
今回はこの辺で終わります。
次はまた色々感じたことを綴っていこうと思います。
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