今回は抗がん剤治療での体調の変化とともに医師からの提案、助言ついてお話ししようと思います。
この記事でわかること
糖尿病を罹患している膀胱がん患者は全身状態のリスクがあがる可能性が高いこと、またその対応策
抗がん剤の副作用の出方
前回の記事で母が行った治療を書いてきましたが1日目にゲムシタビン、2日目にシスプラチン8日目と15日目にゲムシタビンを点滴投与。
1週間休薬して28日間で1コース、通常2〜4コース続けるそうですが母の場合はそれなりに効いていたので6コースくらいやりました。
前回の記事の通りこのような治療日程で行いました。
毎週の尿検査、血液検査に加え1ヶ月ごとにレントゲンやCTを撮って治療の効果、病状の確認を行ってきました。
6コースが終わる頃には少しづつ体のだるさや髪の毛が抜けるといった副作用が目に見えてわかるようになりました。
がんから3ヶ月ほど経った頃でしょうか抗がん剤の副作用は上記の通りだるさ、意欲の低下、気分不快と日常生活動作に影響してきました。ただまだこの時点では日常生活のおおよそ自分でできていたので調理、掃除など簡単なことを手伝えば生活が成り立っていました。
その後の診察で抗がん剤の治療はそれなりの効果はあるけれど次の選択として免疫療法があると医師から聞き、キイトルーダという薬剤で以前ノーベル医学賞をとった本庶教授のオプシーボに似たようなものだと説明を受けました
体への副作用は出ない人はほとんど出ない、ただ初回は入院して点滴での投薬をするということでした。
その選択肢の説明を受け、治療開始4ヶ月後くらいからそれを試してみようということになりました。
抗がん剤治療を受けながらもやはり少しづつがんは進行しており右の腎臓に腫れが見られている。
また、糖尿病を患っており、その影響で元々腎臓の機能が低下しているので腎ろうを造設した方が良いと医師から説明を受けました。
医療関係の方は当然として、介護、福祉に携わる方は割と糖尿病の怖い合併症は知っている方が多いと思いますが母の場合腎症が進んでいたのでしょう。
結果的にキイトルーダの投与前に腎ろうの造設をすることになりました。
腎ろうの造設にあたり入院して手術を行ないました。
腎臓に穴をあけてチューブを留置し尿の流れを確保するというものでした。
介護の仕事を15年以上続けていますが腎ろうの患者さん、利用者さんは見たことがありませんでした。
チューブに繋がれているバックに排尿されてくるのでそれを破棄し消毒するという対応になりました。
糖尿病は万病のもとと言われたり、平均寿命も糖尿病性腎症の方は約8年ほど余命が失われるというデータがあるそうです。
次はキイトルーダの開始、そのころの様子などを書いていこうと思います。
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